生まれ変わる。ここからの“REBORN”
CONCEPT
本年のDAITO は、石川県輪島市に工房を構える漆芸家、桐本滉平氏とのコラボ レーション。漆は縄文時代から使用されており、世界最古の漆器は、約 9,000 年 前に日本で作られたものとされています。 日本酒のグローバル化が進むなか、酔鯨酒造は、日本文化のなかでもひときわ深い 歴史を持つ漆の世界に焦点を当て、酔鯨の新たなコラボレーションアーティスト桐本 滉平氏と共に、石川県輪島市の漆器を世界に広げる機会になればと思い、再生や 生 ま れ 変 わ りを 意 味 す る『R E B O R N 』 を テ ー マ に 本 品 の 創 作 に 挑 み ま し た 。 パッケージデザインには、酔鯨と桐本滉平氏のコラボレーションが創り出すそんな 特別な世界観を表現しております。
DAITO 2024 Design Concept
新しい美を生み出す
『金継ぎ』の世界観
Designed by Kohei Kirimoto
日本の精神文化に多大な影響を与えた「茶の湯」の美意識と共に広がった器の『金継ぎ』 技法。それは、漆の技術を使い修復するのではなく「新しい美しさを生む」術として古来よ り 重 宝 さ れ て き ま し た 。 こ の 伝 統 技 術 を 使っ た『 金 継 ぎ 』 の美しさを『REBORN』をテーマに日本独自の美意識として表現し、桐本滉平氏によるパッケージデザインとしました。
『金継ぎ』の美
金継ぎは、物の壊れを「美」として捉える 哲学を反映しており、壊れたものをただ元 通りにするだけでなく、むしろ壊れたことで 生まれる新たな価値を強調します。この技法 は、現代でも多くの人に支持され、実際の修 復や美術的な表現に用いられています。
『REBORN』に込めた桐本滉平氏の想い
私は 1 月 1 日に発生した能登半島地震によって多くのものを失い、 天災の捉え方を深く考えさせられました。この国の先人たちも何 千 年も前から、いつの時 代も天災と向き合い、順 応し、乗り越 えてきたに違いありません。 日本の「金継ぎ」という文化は、日本人が受け継いできた自然 の変化に寄り添うしなやかな生き方が具現化されたものであると 私は考えます。形あるものはいつしか失われます。しかし「失う ことでこそ、新たに生まれるものもある」という希望を、漆芸や金継ぎという文化を通して世界中の人々と共有し、未来へ繋いで いきたいと思っています。
DAITO 2024 Designer
桐本滉平
Kohei Kirimoto
漆芸家。1992年石川県輪島市生まれ。破損した陶磁器や神事で担がれるキリコの修復から漆芸を学び始める。2020年より漆、米、土、麻を素材とした乾漆の創作を行う。また2024年より能登半島地震で被災した家屋から救出された漆芸品の再生にも取り組む。
食文化を豊かにする
プレミアムな日本酒
酔鯨 純米大吟醸 DAITO
プレミアム純米大吟醸 DAITOの3つのこだわり
・兵庫県東条産 特A山田錦を30%まで磨く
・2種類の酵母で醸す
・中取りだけをフレッシュなままボトリング
五味(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)のバランスを高度な
発酵技術で整え、発酵食品ならではの自然が造る複雑な
味わいを実現したうえで、丁寧な貯蔵管理でフレッシュな
ままボトリングする。そしてその複雑でバランスの取れた
味わいをお料理と共にお楽しみ頂く。これが私たち酔鯨の
掲げる「食文化を豊かにするプレミアムな日本酒」です。
食文化を豊かにする日本酒の追求
「私たちが醸すお酒は文化を豊かにするものである」
これは酔鯨が最も大切にする基本理念です。「いつもの食事」そして「ハレの日の宴」をさらに豊かにすることを目指して、私たちはお料理と共にお楽しみ頂けるお酒を追求しています。
そのようなお酒を目指し、現在酔鯨が持つすべての技術を駆使して製造されるのが「酔鯨 純米大吟醸 DAITO」です。最高級の酒米「兵庫県特A地区産山田錦」を30%まで磨いて原料とし、五味と呼ばれる甘味・酸味・塩味・苦味そして旨味のバランス、そして華やかな香りを2種類の酵母で使用した高度な発酵技術で整えております。
酔鯨の最高級酒をどうぞ、素敵な時間と共にお楽しみください。